【東日本大震災】<震災6年>亡き娘へ 中学の制服贈る

【東日本大震災】<震災6年>亡き娘へ 中学の制服贈る 2011年3月11日 東日本大震災 地震 津波 火災 福島原発事故
東日本大震災で6歳だった長女愛梨(あいり)ちゃんを亡くした宮城県石巻市の佐藤美香さん(42)が、中学校の制服を作った。この春、小学校を卒業して同市蛇田中に進むはずだった。 「愛梨の制服姿が見たい。せめて夢の中でもいい」。出来上がった制服に、成長した娘の姿を重ねる。   制服は2月28日、同市の制服専門店「富久屋(ふくや)」で手渡された。紺色で、左胸の裏地辺りにピンク色の糸で「愛梨」と刺し...

【東日本大震災】震災6年 会いたい 天から探して 空色の車

【東日本大震災】震災6年 会いたい 天から探して 空色の車 2011年3月11日 東日本大震災 地震 津波 火災 福島原発事故
◎漂流ポストに託す(下)母から息子へ 高野慶子さん 岩手県陸前高田市広田町の杉林の中に立つ「漂流ポスト3.11」に、東日本大震災で亡くなった人たちへの手紙が届く。遺族らのやり場のない気持ちを受け止め、心をつなぐ。 もうすぐ震災から6年。「会いたい」。妻から夫へ。母から子へ。手紙に込めた思いに触れた。 ■誕生日にメール 空をイメージした便箋を買った。絵文字を交えて語り掛け...

【東日本大震災】<震災6年 会いたい>CDラジオ いつも隣に

【東日本大震災】<震災6年 会いたい>CDラジオ いつも隣に 2011年3月11日 東日本大震災 地震 津波 火災 福島原発事故
岩手県陸前高田市広田町の杉林の中に立つ「漂流ポスト3.11」に、東日本大震災で亡くなった人たちへの手紙が届く。遺族らのやり場のない気持ちを受け止め、心をつなぐ。 もうすぐ震災から6年。「会いたい」。妻から夫へ。母から子へ。手紙に込めた思いに触れた。 ◎漂流ポストに託す(上)妻から夫へ 金美子さん ■涙流した記念日 郵便ポストの投函(とうかん)口。勇気を出して、つかんでいた手を離...

【東日本大震災】酷寒の避難所 犠牲拡大

【東日本大震災】酷寒の避難所 犠牲拡大
目の前に気仙沼湾を望む宮城県気仙沼市錦町の介護老人保健施設「リバーサイド春圃(しゅんぽ)」。 東日本大震災の大津波は建物の2階まで押し寄せ、車いすの高齢者をのみ込んだ。生き残った人も寒さで次々に命を落とし、犠牲者は最終的に59人に上る。 避難訓練の想定を上回る津波に、なすすべもなかった職員たち。「私たちに何ができて、何ができなかったのか」と自問自答する。(丹野綾子)   (写...

【阪神淡路大震災】阪神大震災22年 弟を守ろうとした母へ「見守っていて」

【阪神淡路大震災】阪神大震災22年 弟を守ろうとした母へ「見守っていて」1995年1月17日 阪神淡路大震災 地震 火災
阪神大震災から22年を迎えた17日の朝は、前夜の雨が上がり、澄んだ冷気が寒かったあの日を思い起こさせた。 各地で営まれた追悼会場で、自宅の仏前で、出勤前にほこらの前で、犠牲になった大切な人に思いを巡らせ、手を合わせる人たちがいた。被災地は鎮魂の祈りに包まれた。   (写真提供:神戸市)  阪神・淡路大震災「1.17の記録」   2017年1月17日午前5時46分...

【イタリア・アマトリーチェ地震】9歳少女、幼い妹をかばい犠牲に

【イタリア・アマトリーチェ地震】9歳少女、幼い妹をかばい犠牲に
イタリア中部地震の犠牲者を悼み、アスコリ・ピチェーノで2016年8月27日に行われた国葬で、生死を分けた幼い姉妹の運命が教会の司教によって紹介され、参列者らは深い悲しみに包まれた。    AP通信などによると、九歳のジュリア・リナルドちゃんと、妹ジョルジャちゃんの姉妹は二十四日の地震に巻き込まれ、がれきの下敷きとなった。 救助隊員が姉妹を救出したのは十五時間後。 ジュリアちゃんは妹をかば...

【東日本大震災】新たな家族 生きる力

◎震災5年5カ月/6度目のお盆(4)村上知幸さん=陸前高田市 12歳の誕生日は5日、岩手県陸前高田市高田町の高台に再建し、住み始めたばかりの自宅で迎えた。 市職員の村上知幸さん(46)は仕事を休み、家族で次男祐太君=当時(6)=を祝った。 「おめでとう」。妹の長女結美(ゆうみ)ちゃん(3)が、イチゴのケーキに立てたろうそくの火を吹き消した。   (写真提供:神戸市) ...

【熊本地震】がれきの下から周り励ます「みんなも頑張らなんよ」

熊本県南阿蘇村で倒壊した自宅の下敷きになった後、搬送先の宮崎県内の病院で死亡し、同村が23日に災害関連死と認定した藤本ヤス子さん(69)。   「私は大丈夫。みんなも頑張らなんよ」。   がれきの中で助けを待つ間も、救い出されて住民の軽トラックで病院に運ばれる時も、声をふりしぼって近隣の被災者や周りの人々を励まし続けていた。      ...

【熊本地震】夫婦同じベッド分かれた生死、夫に「助かってごめん」…暗闇の中「頑張らにゃならんばい」励まし続け 2回目震度7

目の前で励まし続けたのに、夫の呼吸は少しずつ弱まっていった-。   16日未明、2回目の震度7の激しい揺れに襲われた熊本県益城町。夫婦が寝ていたベッドはがれきの下敷きになり、妻の内村ミツエさん(79)だけが一命を取り留めた。   「助かって、ごめんなあ」。すぐ横にいながら運命は分かれた。あの日から5日。自分を責めずにはいられない。     &nbs...

【熊本地震】うねる大地 夢奪う 学生村ぼうぜん

16日未明の最大震度6強の「本震」に始まり、断続的に襲ってきた余震が、熊本、大分両県の大地を深く切り刻んだ。   道路の寸断で孤立し、土石流で茶褐色と化した集落。雲が厚く垂れ込め、日没を待たずに降りだした大粒の雨が、自衛隊や警察、消防の救助隊の行く手を遮る。     「必ず家族、友人の元へ戻る」。窮地を脱した被災者たちがいる一方で、刻々と犠牲者は増え...