【東日本大震災】24歳米国人女性、児童避難させた後津波に…

教え子の中学生の門出を祝おうと、メッセージを用意していた米国人女性は卒業式前日に津波にのまれた。

東日本大震災は、日本を愛した外国の人たちの命も奪い去った。

〈I will never forget you!(君たちを決して忘れない)〉

宮城県石巻市の市立稲井中学校の廊下には、英語指導助手だったテイラー・アンダーソンさん(24)が紙に書いたメッセージが、この春の卒業生67人全員の名前とともに飾られている。

傍らには折り鶴が添えられていた。

バージニア州出身。高校生の時、アニメの「となりのトトロ」を見て日本語のリズムに魅せられ、2008年に来日して市内の六つの小中学校で教えた。

指導助手の志望動機には「日本と外国の若者を結びつけたい」とつづっていた。

先月卒業した稲井中の生徒たちは、1年生から教えてきた。女子生徒の一人は、「アメリカにいる恋人の話もしてくれて、友達みたいな先生だった」と振り返る。

同中の成澤智子教諭によると、12日の卒業式が近づくと、放課後も職員室に残り、一人で懸命に鶴を折っていたという。

11日、別の小学校で地震に見舞われたアンダーソンさんは、児童を避難させた後、1人で自宅アパートに向かう途中、津波に巻き込まれた。 

読売新聞

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